「パワハラで退職届を出したいけど、どう書けばいいんだろう?例文が知りたいな」
パワハラが理由で会社を辞めようとする人は決して少なくありません。
ですが、いざ退職届を出そうとした時にどういった内容を書けばいいのかと悩む人も多いと思います。
- パワハラ退職届の例文が知りたい!
- 退職届を書くときに気を付けるポイントとは何か?
- パワハラを理由に退職する際のコツは何か?
など、気になることがたくさんあるのではないでしょうか。
そういうわけで今回の記事は、パワハラの退職届の書き方について【例文】を交えながらお話ししていきます。
さらに、退職届の書くときの気を付けるポイントもご紹介していきますので、ぜひ最後までチェックしてみてください!
・パワハラ退職は『会社都合』なので、『問題があったため退職する』という内容を簡潔に書く。
・企業によっては、自己都合を強要するケースもあるが、違法行為にあたるので従う必要はない。
・必要であれば、弁護士などを通じて手続きするとスムーズ。
・ただ、どうしても退職を切り出しづらい方は、出社も連絡もせずに辞められる退職代行がおすすめ。
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パワハラ退職届の例文!退職理由と書き方のポイントとは?
パワハラで退職する場合でも、基本的に退職届の内容は大きく変わりません。
書くポイントは、退職理由・退職日・名前・日付などは必ず記載しておきます。
とくに退職日と記入日は最後の給料の計算などにも影響してくるので、絶対に忘れないよにしてください。
会社によって形式が決まっている場合があるので、総務や人事に確認しておくことも大切。
決まっていない場合は、自分でwordなどを使って作成し、A4のコピーに印刷して提出するのも良いでしょう。
また、とくに重要なポイントは下記の3点。
- 自己都合の場合「一身上の都合」でOK
- 給料未払いやパワハラの場合、理由を記載する
- 口頭で理由を詳しく聞かれる場合もある
という事で、それぞれのポイントを詳しくみていきましょう!
ポイント1:自己都合の場合「一身上の都合」でOK
まずは退職の理由についてですが、退職届に詳しい理由を書く必要はありません。
自己都合による退職の場合は以下のように書けばOKです。
「一身上の都合により〇月〇日で退職いたします」
会社都合による退職の場合は、以下のように書き方が一般的になります。
「業績不振による退職勧奨に伴い〇月〇日で退職いたします」
「事業所の閉鎖に伴い〇月〇日で退職いたします」
自己都合なのか会社都合なのかをはっきり書いておく必要があります。
というのも、退職理由によって後にもらえる失業保険の受取期間なども変わってくるからです。
会社都合で辞めた場合は、自己都合で辞めた場合よりも優遇されやすくなるので、必ず明確にしておきましょう。
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ポイント2:給料未払いやパワハラの場合、理由を記載する
会社を辞める理由の中に給料の未払いやパワハラがある場合は、その理由もきちんと記載しておくべきです。
「一身上の都合により」と書いてしまう人も多いのですが、これは間違いです。
給料の未払いやパワハラは仕事を継続しがたい『会社都合の退職』に該当します。
また場合によっては訴訟問題に発展するケースも少なくありません。
問題があったため退職するという内容を簡潔にまとめて理由を記載しておきましょう。
さらに勤めている企業がブラック企業の場合は、注意すべき点もあります。
それは、会社の責任問題を問われることを警戒して、自己都合退職での書き方を強要してくる場合です。
事実と反する内容の退職届を強要するのは違法行為であり、従う必要はありません。
会社や上司の圧力に負けないように、必要であれば弁護士などを通じて手続きするのも1つの方法ですね。
ポイント3:口頭で理由を詳しく聞かれる場合もある
退職届を書くときの退職理由は完結にまとめて書くのがポイントです。
文章では細かな事情まで詳しく書く必要はありません。
しかし上司や人事などには、口頭で理由を詳しく聞かれる場合もあります。
その時は話せる範囲で事情を伝えなくてはいけませんので、あらかじめ理由を整理しておくことが大切です。
また人手不足などが懸念される場合は強く引き止められるケースもあるでしょう。
パワハラが日常的に行われている職場なら、脅しのような行為で退職届を受け取ってくれない場合もあります。
このように直接提出できない場合は、内容証明や配達証明を利用して郵便で会社に退職届を送るのもOKです。
普通郵便は退職届を送ったことを証明できないのでおすすめできません。
少し費用は高くなりますが、必ず内容証明か配達証明で送ってください。
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退職届を書くときの注意点!忘れずチェックしよう
ここからは、パワハラで退職届を書くときの注意点をご紹介していきます。
結論から言うと、以下のポイントに気を付けてください。
- 日付は退職希望日を書く
- 封筒の裏には部署名と自分の名前を書く
- 封をする際は「〆」をつける
万が一、話し合いがこじれたときなどは退職届がやりとりの大きな証拠になることも少なくありません。
中身に相違がないか、重要なポイントはいくつかあるので詳しくみていきましょう!
注意点1:日付は退職希望日を書く
退職届には退職希望日と、実際に退職届を書いて提出する日付の2つを記入するのが一般的です。
なので、退職日は基本的に自分が退職したい希望日を書きましょう。
職場の労働契約で雇用期間が決まっていたり、「退職〇日前までに報告」という決まりがある場合はそれに従う形になります。
ただし、労働基準法では労働者の退職の自由を認めています。
なので、必ずしもその決まりに従わなくてはいけないルールではありません。
特にパワハラなどの問題がある職場は何ヶ月も待つことはできないと思います。
実際、労働基準法では労働者が退職したいと申し出てから2週間経つと、会社の意向に関係なく退職が決定すると定められています。
退職の話し合いがこじれてしまいそうなときでも、退職希望日に関しては決して妥協せずにしっかり希望日を記載するようにしましょう。
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注意点2:封筒の裏には部署名と自分の名前を書く
退職届はA4の紙などで作成しますが、紙のまま提出するのではなく封筒に入れて提出します。
封筒に入れる際は三つ折りにするのが正しいビジネスマナーです。
また封筒は茶封筒や柄入りの封筒ではなく、無地の白い封筒を使うのが一般的です。
そして封筒の表面の中央に「退職届」と記載し、裏面に部署名と自分の名前を書きます。
鉛筆やシャーペンではなく、黒のボールペンか万年筆を使うのが良いでしょう。
丁寧に読みやすい字で全体のバランスを考えながら書くのがポイントですね。
注意点3:封をする際は「〆」をつける
中に退職届を忘れないように入れた後は、しっかり封をしておきましょう。
中を取り出したらすぐに分かるように、「〆」をつけることも忘れてはいけません。
ノリやテープがついている封筒の場合はノリ付けをして密封してもOKです。
何もついていない封筒の場合はフラップ部分を折り曲げておくだけでも良いでしょう。
上司や人事に提出するときは、もう一度中身が入っているかしっかり確認して渡すようにしましょう。
内容証明で送る場合は郵便局で中身を確認しますので、持ち込む際は封をしないように注意してください。
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パワハラの退職で準備するといいもの3つを紹介!
準備1:パワハラ発言の録音データ
パワハラ発言が何度も繰り返される場合は、しっかり音声の録音をしておくことをおすすめいたします。
音声の録音は裁判でも法的に有力な証拠になるので、必ずあった方が良いです。
高性能な専用の録音機器もありますが、今はスマホでも十分です。
ただしパワハラ発言は相手には決してバレないタイミングで録音することが重要になります。
ポケットやデスクの引き出しに入れてすぐに使える状態にしておくのがポイント。
また録音したデータは、決して人に見られたり聞かれたりしないように注意して保管しましょう。
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準備2:身体的な攻撃を受けた証拠画像
万が一パワハラで身体的な攻撃を受けた場合は、患部の写真などを撮っておきましょう。
暴力を受けた傷の部分を撮るだけでなく、それが自分であることが分かるように顔と体を写した全体画像も必要です。
症状がひどいときはためらわずに病院で医師の診察を受け、診断書も取るようにしましょう。
病院で出される診断書も法的な措置をとる際に証拠の1つになります。
家族や同僚だけの証言よりも、診断書があれば裁判でもどんな暴力を受けたかはっきり証言することができるでしょう。
また、できれば暴力を受けた直後から経過観察で日付や時間を入れた証拠写真を残していくとさらに有力な証拠になります。
準備3:時間外勤務の強要に匹敵するタイムカード
暴言や身体的な暴力によるパワハラはなくても、時間外労働を強要するようなパワハラもあります。
この場合はタイムカードが証拠になります。
しかしブラック企業などは後から問題になることを警戒し、業務時間後に一度タイムカードを押させてから残業を強要することも多いです。
また有給を取得したように見せかけて働かせる場合は、タイムカードを押させないという悪質な会社もあります。
この場合は、自分でノートやスマホなどに出勤状況や残業時間などをメモしておくだけでも証拠として認められる場合があります。
嘘を書くと不利になりますが、ありのままの事実を記録しておくことはとても重要です。
過労で体調を壊して入院することになった場合などに必ず役立ちますので、ぜひ簡単な記録だけでもつける習慣にしておいてください。
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まとめ
パワハラのある職場は1日でも早く、見切りをつけて退職するべきでしょう。
パワハラで退職届を書く際は、以下のポイントをしっかり押さえておくことが重要です。
- 自己都合の場合「一身上の都合」でOK
- 給料未払いやパワハラの場合、理由を記載する
- 口頭で理由を詳しく聞かれる場合もある
ただし、パワハラの場合は『会社都合退職』になるので、決して自己都合退職にならないように注意してください。
また、基本的に退職届は手渡しでなくても大丈夫です。
内容証明や配達記録で会社に郵送することもできます。
さらに民間の退職代行サービスを使えば、面倒な話し合いや事務手続きなどをすべて任せることもできるのでおすすめ。
うまくいけば即日退社や有給休暇をすべて取得した上で退職することも可能ですよ。
ポイントを抑えた退職届でスムーズに退職し、明るく楽しい職場に転職していきましょう!
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